芳文社公式サイトの改悪についてぐだぐだと
遅くとも2月16日にはリニューアルしてて,URLが http://houbunsha.com/ から http://houbunsha.co.jp/ に代わってたり,サイトデザインが大幅に変わってたり。
で,サイトデザインについては,率直に言って改悪だよねこれ。そりゃサイトがリニューアルされた当初はこれまでと使い勝手が変わって戸惑うのは当たり前だけど,それにしたってこれはひどい。とは言え冷静になれば利用者側でそれなりの対策ができそうなので,文句と対策を合わせて以下に書き連ねてみる。
- トップページのFlashが重いうえに情報量が無い
- イライラするけど頑張って気にしないことにする
- Firefoxの通常文字サイズで横スクロールが発生する(画面横幅1024ピクセル)
- 気持ち悪いが実害はないので頑張って気にしないことにする
- IPアドレスが丸見えなURL http://111.89.128.15/ ってイケてない
- DNSが浸透するまで待つ
- 雑誌の発売カレンダーがFlash化して新刊情報を機械的に取得できなくなった
- 発売日が近づいた雑誌は手作業でチェックする
- 単行本の新刊情報がレーベル毎に分かれてしまい,「ある月」の新刊コミックスをレーベル横断的に一覧できなくなった
- レーベル毎の新刊情報は機械的に取得可能なので,それを全てのレーベルに対して行う
あと,RSSが2種類配信されているのだけど,こちらにも文句と利用者側の対策を。
- 今週の発刊情報:(1) 来週まで含めて欲しい (2) 全文配信してほしい
- (1) 対応してくれるまで待つ (2) RSSにフィルタを咬ませて全文を取得する
- 芳文社ニュース:異なるアイテムに同じリンクURLが与えられており(明らかにRSSの欠陥),RSSリーダーによっては重複排除されてひとつのentryしか表示されない可能性がある(私が使っているLDRではこの事象を確認できた)
- http://houbunsha.co.jp/news/index.html を自分でスクレイプすれば問題ない
さて,こうして書いてみると,芳文社は情報発信をする気がホントにあるのかと疑わざるを得なくなる。読者が欲しいのは作品や雑誌や単行本やフェアやイベントの情報である。作品についてはまだよしとして,それ以外の情報にたどり着くための経路が限定的であり,しかも使いづらい。発売カレンダーなんてこれまでのようなHTMLで十分なのになぜFlashにしてしまったのか。タイムコミックスとKRコミックスの両方を購読している読者が新刊コミックスをチェックする時に,なぜ余計なページ遷移を強いるのか。「芳文社ニュース」のRSSについてはお粗末としか言いようがない。
出版社は,ざっくり言っても本を売ることが大きな仕事のひとつのはず。それなのに,本を買う人が本の情報にアクセスすることを,控え目に言っても邪魔している現状は,私には全く理解ができない。改善されることを望む。